ノーシンカーロックゲーム (釣果情報)2021-01-27 PM07:47
昨年からこの界隈でクランクにて狙っているロックフィッシュ。
タケノコメバル
40cm台にまで成長し、この周辺のロックフィッシュとしては
ズバ抜けて大きくなる冬がメインシーズンのお魚
縄張り意識や攻撃性が高く、更に魚食性が強い為、
派手なアクションで縄張りに入って行くクランクが
攻撃性や食性に対して効果的で、更に魚が見つけ易い
ですが、別にクランクでないと釣れないと言う魚ではありません。
正直言って魚の目の前まで持っていけたら
ワームでもバイブでもミノーでも何でも釣れます。
では何故クランクにこだわって狙っているかと言うと、
上記した魚の特性に対しての効果以外に一番の理由は、
根掛りが少なくスピーディーに狙える為。
ワームやバイブ等では根掛り多発の岩場やテトラでも
クランクなら抜群の回避力でほぼロスト無し
しかしながらこのクランクも、そろそろ釣り難くなります・・・
何故かと言うと、
大きめのリップが盾になり、フックが根掛かるのを防ぐこのルアーの特性上、
堅い障害物に対しての回避力は抜群なのですが、海藻等柔らかい障害物は
逆にその盾となる大きなリップが全て絡めて拾ってきてしまいます。
早い場所ではこの時期位からワラワラと海藻が生え出してアウト
しかし、別にタケノコのシーズンが終わった訳ではありません。
その海藻さえ回避出来ればまだまだ全然釣れます。
そこで、この時期からクランクに変わって
海藻や根掛りをかわす為、多用する事が多くなる釣法が・・・
コレ
3~4インチのワームにて展開する
ノーシンカーロックゲーム
「ノーシンカー」日本語に略すと「オモリ無し」
その名の通り魚を誘うワームと掛けるハリだけで
オモリの無い超シンプルなリグ。
必然、オモリが無いので根掛りも少ない
ソルトですとクランクと同様にあまり馴染みの無いリグですが、
ブラックバスではこれまたクランクと同様に定番のリグです。
バスで釣果に困ったらノーシンカー、もしくは1g程度の
ネイルシンカー打ってでワーム投げときゃ何とかなるやろ
的なノリでサイズ問わずとにかく釣りたきゃこれって感じのリグ。
無論ソルトでも場所と状況さえ選べばめっちゃ釣れます。
今回もこのノーシンカーで
泣き尺サイズまでの良型タケノコが快釣
釣果だけなら右に出るリグは無いと思える位、根魚無敵のリグです。
では、何故こんなにも釣れるリグがソルトでは定着していないのか?
同様にソルトで定着してないクランクは理由が曖昧な感じでしたが
このノーシンカーには定着しない明確な理由が存在します。
それは・・・上記した場所と状況の問題
このリグはその名の通りシンカーが無い為、投げてワーム単体の重さで
届くポイント、そして沈みも遅い為に水深もオモリ無しで扱える比較的に
浅い水深の場所に使用が限られます。
そして場所だけでは無く、シンカーが無いと言う事は
風や潮の流れにも弱く、強風・激流では使い物にならない・・・
更に言えば、クランクの様に巻きでの使用では無く、ネチネチとした
アクション主体の為、レスポンスが悪く軽快に狙っていく事が難しい。
魚を寄せる力もクランクと比べると・・・
はっきり言ってメインとして使うリグではあまり無い
しかし、
そんなマイナス要素を差し引いても、天候と場所さえ合わし魚が居れば
無茶苦茶釣れます。シンカーが無いと言うだけで魚の反応が異常です
3インチ4インチと言う大きさとなると瀬戸内では若干サイズが
大きく感じられるかもしれませんが、このノーシンカーなら問題無し
どっやってワームを飲み込むつもりか分らない位の
こんなサイズのガシラでも全然平気で喰ってきます。
タケノコ相手ならもっと大きな5インチ以上のワームでも平気です
比重や波動が生き物に近いこのノーシンカーゲームに限っては
極端に小さな魚以外、さほどワームの大小で釣果が変わらないので
飛距離やレスポンスを重視してある程度大きめのワームを使用してます。
後、多少の流れならネイルシンカーぶち込める様に。
私が使用しているのはこんな感じ。
〈一誠〉海太郎 カタクチワーム
〈一誠〉海太郎 キャラメルシャッド
多用するのは少しでも飛距離を稼げる様にスマートな形状のが主。
この太郎系のヤツ等はノーシンカーでもぶっ飛んで水中姿勢も
安定しているので使い易いです。ファットボディでネイルも入れ易いし。
決して大場所をスピーディーにと言う感じでの釣り方ではないですが
そこに魚が居れば喰わせる事に関しては最強のリグです
ここぞと言う場所や、どうしても一匹釣りたい時など
一度こんな釣り試されて見てはいかがですか?