シャクリ切れのおはなし 2009-10-10 AM11:36
以下はワタクシの勝手な考察です!
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『シャクリ時にドラグが少し滑るくらいが丁度良い』という提案についてですが、ドラグの滑りについて一つ厄介な問題があります。それは『摩擦』です。ラインの耐磨耗性能によりますが、多くのPEラインはあらゆる釣り糸の中でももっとも『摩擦に弱い』という性質があります。いくらSICガイドとはいえ、過信してはいけない所があり、シャクリ時のドラグ滑りによる極細PEとガイドリングによる摩擦はけして見過ごすことはできません。(すぐにラインがケバケバになる原因です)ケバケバになったPEラインはと言うと、伸びの少ないPEの特性として、一番弱った箇所にシャクリの衝撃が集中し、シャクリ切れが起こる、といったメカニズムが成り立つことが予想されますよね。
ワタクシは昔その事が気になりドラグはカタく閉めるようになりました。シャクリ切れに悩み、相談いただいたお客様にもこのことをおすすめさせていただいたら「シャクリ切れがほとんど無くなったわ」といった声を頂くようになりました。
ただ、これらは『完璧なノットができている』ということが条件になります。デンシャムスビ
ではケバケバ以前の問題になります
もちろんアタリに気付かずアオリイカが乗った状態でシャクると身切れが起こるかもしれませんが、自分的には『1杯のアオリよりも1個の餌木』なんです(笑)「バレたらまた釣ればいいわぁ」的な釣果に対してあまり貪欲さがないワタクシなんです(笑)理想は、シャクリ時はドラグな鳴らずに乗った時だけドラグが鳴るのがいいんでしょうね。自分はメンドクサイのでフルロックです
釣りにはかならず一長一短がありますが、もし興味が沸きましたら皆様も一度お試しください。
それでは次回、ノットの話でも書こうと思っています。