満月とベイトの奇妙な行動 2010-01-29 PM12:45
今週木曜日から始まった今月3回目の大潮ですが、皆様、調子はどうでしょうか?
まずは潮の仕組みですが、月と地球
この大潮ですが、釣果のへの影響は絶大で良い方に傾く場合と悪い方へ傾く場合が地域によってかなりの差があります。
少なくとも、富山県においては悪い方へ傾く場合が多いような気がします
しかしこんな富山の大潮でも・・・
かなり短い時合いですが、プチ爆が起こることって多くないですか?ただし最初にも書きましたが本当に短い時間のプチ爆なんですね~ この大潮に多いプチ爆についてワタクシなりの経験、考えを書きたいと思います。あくまでもワタクシの意見ですので笑っ
古くからメバル釣りを楽しんでいると、自分なりの統計上、気付いていたことがあります。
満月(大潮)に釣ったメバル、根魚は、圧倒的に海老をたらふく食っている事が多い
ということです。
普段は小魚を捕食していることの多いポイントで釣り上げても、この大潮の時に限っては、海老ばかりを食べていることの方が多いような気がします。
確かに大潮ではベイトフィッシュが姿を消してしまう時が多々あり、それに伴ってメバルも沈んでいる事って多いですよね普段は表層狙いで十分釣れるポイントでも、ベイトが居ないとなれば底狙いで連発したりします。では、普段浮いていることの多いメバルが底に沈んでしまうとき、何を食べているのかといえば『海老』ではないでしょうか?ワタクシはそう思います。
しかし、この『海老』は敵が多い為(海老は殆どの魚が食べると言われています)、普段は狭い隙間や海草の茂みの中に身を隠してツマツマやっていることの多い生き物です。
当然、メバルもそんな海老をいつでも捕食できるかと言えばそうでもなくて、たまに出てきた海老を食う程度だと予想されますが、もしこの大好物『海老』が大量に泳ぎ回るシュチュエーションがあったら・・・それを捕食するフィッシュイーター達も超高活性になることが予想されますよね
はたしてそんなシュチュエーションがあるんでしょうか?
そこで・・・調べていたんですよ
やはりありました
エビは満月(大潮)に求愛行動→受精【抱卵】をします。その時には、知らない人が見れば、『天変地異でも起こるんじゃないか』ってくらい泳ぎ回ります。普段は大人しいエビなのに・・・まるで魚のようにです。
たしかにウチの水槽のビーシュリンプも満月には暴れまくっています(笑)
見えにくいですね、すいません
じゃあ動画で(笑)
これは飼育下の温度管理上での行動です。自然界では当然産卵期というものがありますのでこの時期これが海中で本当に起こっているかなんて分かりませんが、調べてみると、富山湾沿岸だけでも約400種類ものエビが生息しています。しかもエビによって産卵期もまちまちで、全体をみるとほぼ一年中それかのエビが産卵していることになりますね。
この大潮にてエビに偏食しているメバルや根魚をみている限りでは、この『抱卵の舞』が起こっているのではとワタクシは考えています。
ちなみに、この乱舞ですが、自宅の水槽をみている限りですと、満潮からの下げ8分くらいから約30分だけの短い行動です。
こう考えると、なんとなくつじつまが合ってるような気がしません?(笑)
ただ、あくまでもワタクシの推測の話ですので、自然界にすべて当てはまるとも思っていません
エビパターンってことが存在するならば、こんなカンジなんかなぁ~
って話でした