危機感 2011-07-09 AM11:43
LITTLE OCEAN
EI ガードⅡ
最近非常に良く売れています。
何に使うものか分からない方もいらっしゃると思いますので簡単に説明させていただきますと・・・
エイに刺されるのを防ぐレガース
です。
シーバスが流行し始めてから数年の富山県、そろそろウェーディングに憧れるアングラーが増えてくる時代に突入しました。
雑誌やTVでもウェーディングを目にする機会が増え、「お手軽なもの」と感じやすくなっています。馴れない方にはカッコヨク見えたりしますもんね(笑)
「釣れたぞ」、「釣れてるらしいぜ」と耳にするとそこに集まりたくなる釣り人の性・・・
そこがちょっと入水して歩いていかなければならない場所だったら・・・
いつもの格好にウェダーを買って履いただけの装備でウェーディングしている人、
フローティングベストを着て一見しっかりと安全対策をしているように見える人、
でも足元は???
肌着にじかに履く通称「ウェダー」と呼ばれる「防水ヌノッキレ製ズボン」を装備しているだけ・・・
そんなあさはかな装備で入水している方が非常に多い
富山湾は「エイの巣」です。
とくに河口部などの汽水域はエイの格好の寄り場となっています。
そう、あなたが今日立つ足元で鋭い毒棘を立てて待っているのです。
すり足であるけば・・・???
ストックで突きながら歩行???
無いよりマシ程度です。
みんなやってます、しかし刺されてます。
エイに刺されると、ひどいので全治2年・・・
細胞毒により足が腐敗していきます。
運転できなくなります(もちろん歩行も)
ウェダーを見に来店くださるお客様にはかならずこの話をします。
釣具のプロスタッフとして、そこまで説明できて当たり前だと思うからです。
その話を聞いて、ウェーディングを諦められるお客様も多いですが、それはそれでまたそのアングラーの道です。
昨年も多くのエイ被害の報告がありました。
今年は聞きたくないです。
富山県も太平洋側のウェーディングシーバススタイル(安全性重視)までレベルが上がることを期待します。それにはまだまだ被害者が出ないといけないような気がします。
「誰かが痛い目にあってこそ全体的危機感が上がる」
その「誰か」にならないように気を付けて危機感をもって海に挑んでください。
心から願います。