8ENの話 2012-07-13 PM05:55
最近非常に気になる素材である「哺乳類の皮膚」。
そんな哺乳類の皮膚でできている釣具がこの「8EN」。
この素材には将来的にとんでもない可能性を秘めていると確信していて、現在さまざまなタイプのサンプルを制作していただいています。
この8ENシリーズに使われているメイン素材である「皮膚」
この「皮膚」って素材ですが、テストを繰り返しているワタクシの感想としまして・・・
「エサですわ!」って話w
なにがビックリしたって、普段ワームやプラグで食わすことのできない「アタマの良い魚種」が果敢に喰ってくるんですよ
水が澄んでいる時にこの8ENを落とし込んで観察してると良くわかります。
そういえばテストを手伝ってくれてる上口さんも「あのワームを投げると逃げていくメジナが何度も咬んで来るんよ!」って言ってたし・・・
もしかしてこの素材ってトンデモナイもんなの?
もしかしてオイシイの?
もしかしてカミゴタエがたまんないの?
指でムニュッと潰すと、独特のエサ感だし・・・
触ってもらった人すべてが驚いてた(笑)
やっぱ柔らかさのせいなんやろなぁ
「弾力ゼロ!」
これでしょう
ワーム類の欠点を挙げるとするならば、
「柔らかさが足りない」、「弾力がある」だと思う。
これがもし克服できたとするならば、ワームと言われるルアーだってこの8ENのように「これはエサだ!」って言ってもらえるようになるはず
やっぱコラーゲンにはかなわんってヤツか
ちなみにテストしてくれてる友人によると、キス釣り用の8ENはヤバかったらしい(笑)
で、今ですね
キジハタ&ヒラメ&マゴチに使ってもらえるような8ENを研究しています。
28日に製作者の小林重工さんが持ってきてくれる8ENでも十分だと思いますが・・・
https://anglers.lekumo.biz/toyama/2012/07/post-6965.html
ワタクシ、じっくりタイプのニンゲンなので時間をかけて完璧なものをお届けできるまで発売はしません
あと、良くある質問ですが、
「8ENって白いのしか見たことないんですが、カラー展開はするんですか?」って話。
で、答え。
「しません」
あえて言うなら
「アタマとオシリにはカラーを施します。ただし釣果にはいっさい関係ないので、好きな色を選んでください」って話。
アオイソメにカラーバリエーションはありますか?
マイワシにカラーバリエーションがありますか?
オキアミにカラーバリエーションがありますか?
だから8ENもカラーバリエーションはありませんし、あったところで意味がありません。
8ENは「打倒アオイソメ」がコンセプトです(笑)
ワタクシが思うにルアー(擬似餌)って良い意味での「出来損ない」だと思うんです。
見た目をどれだけ似せても、対象魚にエサだと思ってもらえない「出来損ない」だからこそカラーローテーション(色変更)を行い、突発的に喰ってくれる色を探さないといけないものだと思うんです。
世の中に多くある「マス釣堀」でこの8ENが使用禁止とされている事実をご存知でしょうか?
スプーン(金属片)やプラグ(プラ製擬似餌)での釣りがあたりまえとなっているこの「マス釣堀」ではカラーローテーションを当然のこととして行われているのに対して、この8ENは白色のみ。
そんな8ENが使用禁止となっている意味がわかりますでしょうか?
『恐ろしく釣れるから』
それ以外はありません。
『釣堀』という施設はどんな魚種においても「簡単で断トツに釣れるものを禁止」にします。
客に釣ってほしいのか釣ってほしくないのか、よくわからんルールですね(笑)
こんなことを言ってるから釣り初心者が入りにくいのだと思うが・・・
まぁホントは「商売的なしがらみ」が絡んでるんだとおもいますが、それはまた今度の機会に・・・笑
話を戻しますと、もし完璧なルアー(擬似餌)ができたとするならば・・・
『新発売!〇〇〇ミノー!全一色!この色さえあれば他はいらない!』
って広告になるでしょうね(笑)
それは商売的に無理でしょう。
でもですねワタクシ、現在発売されているルアー(擬似餌)の中に、カラーの差が一切出ない物も多く知ってます。
それらには共通の特徴があるんですよね、プラグでワームでも
ワタクシ的には確信してるんですが、あくまでも自分の統計論なのでここでの公表は控えます。
そんな8ENですが、はやく皆様にお届けしたいです
そして皆様がどんな魚を掛けてくださるのか非常に興味が沸きます
宜しくお願いします!
コチラも宜しくお願いします!
https://anglers.lekumo.biz/toyama/2012/07/vol2-1822.html