グッといれて、グリグリっと。 (商品情報)2018-07-22 PM02:48
レイドジャパン/スカッターフロッグ(上より右回りに)
・レッドアイ
・ハッスルピンク
・イナズマブラック
・ハンターキャロット
・ショックン
スカッターフロッグの特徴はなんといっても、このリアの金属プロペラ。
通称オーバルペラ。
インディーズ系トップウォーターブランド”ヒヨコブランド”(今やってんのかな?)の
の特許である、ヒョウタン型にあいたボス穴。
これが、プロペラの回転時にシャフトにこすれて「カチッ、カチッ」とクリック音を発生。
この音がとにかくデカバスを狂わせる。はっきりとした理由は分からないんだけど、とにかく
このヒヨコのオーバルペラのクリック音だけ、突出してた。
・・・当時、ヒヨコに
「プラグは要らんから、ペラだけ売ってくれや!」
の声が殺到したのも納得。
ただね。
レイドがこのフロッグを発表したときから思ってたことが。
大体、フロッグ使うシチュエーションなんて、ウィードが水面をビッシリ覆ってるような時でしょ?
もしくは、トロロみたいなドロドロした藻がところ構わず漂ってるような、いかついフィールド。
こんなときにスイッシャーなんて投げ込んだ日には、一投目でトロロが
ペラと言わずシャフトと言わず絡みまくって、使い物にならないよな!?
(で、またこれがいったん乾くと、なかなか洗っても取れないんだワ・・・)
作った人はどういうつもりで発想したのかはわからんが、とにかく自分はこのスカッターフロッグ、
いわゆるヘビーウィードでは「全然使えんルアーじゃねーか!」と思ってるんだ。
じゃ、駄作か!?と言われれば、まったくそうは思わない。
だって、オープンウォーター、もしくはウィードの切れ目ギリギリにこいつを
投げ込んでの超低速リトリーブ(基本タダ巻き。下手なドッグウォークはむしろ不要)では、
何回イイ思いをさせてもらってるか分からない。
”フロッグ”と思って使ってないからな。
むしろ、系譜としてはこちら寄り。バークあたりの”ソフトプラグ”のカテゴリー。
ソフト素材ならではの”パフッ”とした着水音は、イメージ以上に百戦錬磨のスレバスに
効果的。当然、各々はヘビーウィードなんかに放り込むのはもったいないぐらいの芸達者。
だいたいこのフックじゃ自殺行為。
スカッターフロッグも同様。
見た目こそTHE・フロッグしてるけど、ウリであるクリック音とボディバランス
は、むしろシングルスイッシャーやペンシルベイトプラグとして、オープンウォーターでこそ
使ってみて。ハング下からのタダ巻きのヒット率は、本当スゲーから。
あ。
後ろの穴は、ちゃんと熱い棒で開拓しとくよーに。
(吊るしの状態じゃ、なんとも小せぇんだよナ、後ろの穴。
そのままだと空気が上手いことボディからヌケないんで、ガッチリとバイトさせにくいんだ。)
ヒッヒッヒッヒ。まだまだ若いモンには任せられんて。
グッといれて、グリグリっ!よ。