フックの色 2010-05-09 PM12:27
おはようございます。
相変わらずのいいお天気で気持ちがいいですね~魚も良く釣れているようですし楽しそうにお話くださるお客様が大変多く、楽しい日々を送らせていただいています
本日は、お客様によく聞かれる話題、『フックのカラー』について少々書きたいと思います。
コレも上級者のアングラーの方々なら、すでに理解されて使い分けておられるようですが、今一度お付き合い下さい
現在、市場に出回っているトレブルフックですが、一部特殊カラーを除いて黒、銀、赤が主流です。
これらの大きく分けた3色を上手く使い分けられれば、少しでも釣果アップにつながるはずです。
本日は、お客様によく聞かれる話題、『フックのカラー』について少々書きたいと思います。
「そんなもん、ど~でもええやろ~」って方も沢山おられると思います。ワタクシも若干そう思います(笑)しかし、たとえ1%でも魚と出会う確立が上がるなら、考えてみたい事でもあると思います。
しかし、色々なカラーフックが出ている時代、どうせなら使い分けたいですよね~そんな方がおられましたら、是非読んでみてください、参考になりましたら幸いです
『魚は先端恐怖症』これは事実みたいです。要は『針先が嫌い』、このことを理解して読んでいただくと分かりやすいと思います。
まずはシルバーフックについてです。
色の特徴ですが、『反射やフラッシュ系』と判断します。クリヤー系と同じ意味ですね。
ルアーやラインでもそうですが、これら反射、透過性カラーはチラチラと動いている時間は追っ手捕食者の目にはぼやけて見えるそうです。要するに、『動いている時間はカモフラージュカラー』となり、先端恐怖症である魚に針を見えなくしてしまう効果があります。逆に、運動が止まった場合、魚には恐怖の針先がハッキリ見えてしまいます。それだけで嫌がる魚も多いものです。
その事実効果を踏まえて、ワタクシは止めて使うことの少ないルアー(シャローミノー、ロングビルミノー、バイブレーション、メタルジグ、などなど)にはシルバーフックを装着するように意識しています。
そして黒フックについて
シルバーとは真逆の意味を表します。
黒はシルエットがハッキリと出てしまうカラーです。その為、運動中においてもこの針という存在を追っ手の捕食者に『尖っているもの』と認識させてしまいます。要は「これは針先だよ~、先端恐怖症クン!どうだ、喰えないだろ~」みたいな感じです(笑)しかし、止めている時間は魚が見失ってしまうカラーでもあります。止めてしまうと『単なるゴミ、風景』となります。それらを考慮して、ストップで喰わせることを意識して使うルアー(サスペンドミノー、ソフトルアー、などなど)は黒フックを装着することが多いです。
確かにワームフックは黒針が多いですし、バスルアー(マキモノ系意外)に黒フックが多いのも頷けますねさすがトーナメントやプロ制度のある釣り市場は進んでますね!
最後に赤フックについて
大雑把に言いますと、色の信号の意味として黒フックに類似します。
しかしもっと重要な意味が、『興奮色』ということです。フィッシュイーターと言われる魚に対してのみ有効です。(ほとんどそうですよね)大学の研究ラボによると、赤色を認識させた肉食魚のほとんどが心拍数の急激な上昇があったとあります。要は興奮や怒りの意味です。これは、脊椎動物を捕食する魚のほとんどが、血すなわち「ヘモグロビン」を感じると興奮してしまうという事実と重なります。『赤=ヘモグロビン=興奮』こういった意味を表すそうです。実際、トラウトの釣堀において、レギュレーションにて『赤針の使用の禁止』が多くみられますが、これはルアーに関係なく、フックの色で釣れてしまう・・・すなわち「ルアーの意味を示さないから試合にならない」「釣れすぎて魚がスレてしまう」という、大げさとも取れる理由からくるものです(笑)
どうでしょうか?
参考になりましたでしょうか?
ワタクシ、魚類学オタクなんですこんなことばっかり調べて勉強してます(笑)釣りを魚の研究だと思って楽しんでるんですバカでしょ~笑っ!
もし興味がありましたらお試しください