ぞくぞくと 2010-07-25 AM11:14
夏のトップウォーターシーバスのご報告が届いております
「何回もガバッ!と出て、ロッドにも乗るんやけどバラしてしまうんですよ~」と言われてたお客様からも、昨日、
「やっと獲れました~すげ~楽しいですね」とお話をいただきました
詳しくお話を伺いますと、
ワタクシが良く通う小河川の強い流れ込みにて、いつも反応の良いハンマーリジット110を何投もキャストしたが昨日は出ず、良く見ると、流れ込みに登ろうと跳ねまくる仔鮎の姿が・・・
「ここは弱った仔鮎を演出しよう」とリビングデッドスペシャル102(小さいほう)をナチュラルドリフトで流れの中を流すと、流れの切れ目でガバッと出たとのことです。
理想的な出方ですね
小河川においては、ポイントが絞りやすく近い為、使えるルアーもサイズもより多くのバリエーションを持つことができます。リビングデッド102と118とでは、浮力の関係などでアクションや使い方も若干変わってきます。
写真上118
写真下102
もちろん大河川ではLDS118が19gと大変重量があり、遠投もできますので有利になることが多いのですが、たとえ大河川でもLDS102じゃないと出ない場合も多いです(特に日中)
たとえLDS102でも、9フィートスピニングタックルであれば、十分な飛距離がでます
ベイトの方には厳しいかもしれません。
それと大河川の場合、ストラクチャーが大変多く、ヒットしてもランディングが困難になる場合も多いです。ワタクシの友人も神通川でLDSを巧みに使用し釣りまくってる輩がいますが、手前のテトラでラインを擦り、何本も切られてました(笑)
分かっちゃいるけど・・・沈みテトラ付近って出ますもんね~投げたくなるのも分かります(笑)
必ず、ヒットしてからランディングまでのイメージは持つようにしてください、「ココで喰わすと~ココまで持ってきてランディング」くらいは必ず考えるべきだと思います
できれば、ハイスピードのスピニングリールを使用するのが望ましいです。
それと・・・
このLDSを用いたナチュラルドリフト釣法について、よく相談されることなのですが、
「良くバラすんですけど」といった相談です。
ワタクシがかならずアドバイスさせていただくのが、『アワセを入れる前にしっかりとラインスラッグ(糸ふけ)を巻き取る』ということです
このナチュラルドリフトは"ただ流れに任せてLDSを流す"という釣り方なのですが、より自然さを表現する為に、ライン抵抗は抜くことになります。「ラインドラッグを掛けない」ということですシーバスが出たときに備えて、ある程度は糸ふけを巻き取ることは必要なのですが、それでも数メータはたるんでいる状態です。そこでガバッ出て、思わずビックリアワセを行っても、ロッドであおっただけでは針先にフッキングパワーが伝わりません糸ふけが若干張るだけです。結局、違和感を感じたシーバスがルアーを吐き出そうと口を大きく開けて首を振ったら、簡単に外れてしまいますこれがトップウォーターシーバスのバラシのメカニズムです。
これらを踏まえると、バラシを防ぐ為には以下の図式が最適だと考えられますね
ヒットゾーンとランディングゾーンの確認
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キャスト
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自然に流しながらルアーを引っ張らない程度の糸ふけをキープ
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「ガバッ」とヒット
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落ち着いて糸ふけを巻き取る
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竿に魚の重さを感じる
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ゆっくり大きくあわせる
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ファイトファイト
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予定してたランディングゾーンへ上手く誘導
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陸に上げないように優しくキャッチ(魚が弱らないように)
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優しくリリース
こんな流れです。
リバーシーバスははっきり行って美味くないですし、キャッチ&リリースで楽しみましょう