サビキの極意 2010-08-06 PM05:41
突然エラそうな題名ですが、たいしたことじゃありません笑!
ちょっと思いついたので、多くのお客様に伝えたいと思いました。
とくに、小さいお子様を釣りに連れて行くことの多いお客様に読んでいただきたいと思います。
そのネタとは・・・
サビキ釣りです
ファミリーからベテランまで、幅広いファンに愛されている釣りですね
初心者やファミリーでのお客様にもっとも聞かれることの多い釣りでもあります。
ちょっと次の絵を見てください、店頭に貼られている絵です。
2種類の仕掛けが描かれています
右が『関東式サビキしかけ』、左が『関西式サビキしかけ』といわれています。
◆関東式サビキしかけ◆
※サビキしかけの上部に袋状コマセネットが装着される。下部はオモリのみで支えられる。コマセは下へとこぼれる。
◆関西式サビキしかけ◆
※サビキしかけの下部にオモリ内蔵カゴ(通称パックン)が装着される仕掛け。主に沈下中にコマセが出る。
この2種類の仕掛けについて、ワタクシが子供のころからずっと疑問に思っていたことがあります。
富山はなぜ、関西式が愛用されているのか?
という疑問です(笑)
どうでもいい疑問でごめんなさい
ワタクシは幼少時代からサビキといえば上カゴ式の関東仕掛けを使用してきました。
ではどちらが良いのか?
まずはサビキが釣れるメカニズムを考えてみます。
サビキの基本は「コマセの煙幕の中にサビキを紛れさせる」ということです。関東式では、沈下中は水の抵抗によりカゴのクチが下を向き沈下します。その為、沈下中のコマセのこぼれは非常に少なく、上へとシャクることによってゆっくりとコマセが噴出されます。一方、関西式では仕掛け投入と同時にコマセが水中に置いてかれるように縦に噴出します。
この2種類のコマセ噴出特性を考えると、以下のように使い分けることが最適だと考えられます。
関西式・・・魚が水面近くに遊泳し、比較的タナが浅い場合。沈下中にすぐにカラになってしまう為、深場は向かない。置き竿では全く意味を示さない。コマセカゴがワンタッチ開閉式なので、扱いがラク、手が汚れない。
関東式・・・沈下中ほとんどコマセが出ない為、深いタナまでコマセが持つ。置き竿でもポロポロとコマセが出る為、お子様女性でも休みながら釣果が期待できる。また、魚が掛かかり、暴れることによってさらなるコマセのこぼれが生まれ、2尾3尾と追い掛かりすることが多い。
こういった特性を十分に理解している当店スタッフは、初心者、ファミリーのお客様には関東式仕掛けをおすすめしています。実際、ベテランの多く並ぶ有名ポイントにおいても、ベテラン並の釣果が出るからです。疲れたお子様でも、仕掛けを水中に垂らし、放っておくだけでつれますからラクチンです。
一方、そこそこ釣りの経験のあるお客様でしたら、早い手返しが期待できますので、下カゴ式の関西式仕掛けをおすすめします。
また、コマセに寄るアジなどを見ていると、一見すべて同じようなサイズの魚ばかりに見えてしまうものですが、魚の群れというものは、サイズが上がるほどタナが下がるものです。深くまでサビキを沈めることができる関東式仕掛けでは、見えているアジよりも一回りもふた周りも大きなアジが釣れるキセキが起こりえます。やっぱ釣りの醍醐味はキセキですよね笑
そんな感じで、当店はおすすめスタイルを変えているのです。
参考になりましたら幸いです
わからないことがあれば、スタッフまでお気軽にどうそ接客大好きな柴犬店長でした