そろそろ 2010-11-09 PM12:22
店内アクアタンクのゴンズイ君が逝きました。
おそらくの原因は分かっています。
先日エサにと、胴体がやや痛んだアオイソメ(普段は捨てるやつ)を与えました。するとウマイことゴンズイ君がいつも隠れているトコロへスーッと流れていきました。
いつもエサ獲りのヘタなゴンズイ君は他のメジナやクロダイに取られてばかりいるので、「これはチャンス!」とばかりに急いでアオイソメを頭から丸呑み
喰われたアオイソメは逃れようと必至にゴンズイ君の口内で暴れまくる。
数秒後・・・ゴンズイ君はビックリしたような動きを見せ、必至に吐き出そうとするがなかなか吐き出せない
口は大きく開いているのに・・・なぜかアオイソメは出てこない
「コレ・・・アオイソメがゴンズイ君の喉に噛み付いてんじゃね?」って話になってたのですが、なんとか吐き出しに成功したゴンズイ君、この出来事があってからというもの、なんか動きがオカシイ・・・
そして、先日・・・逝ってしまいました。
自然界の厳しさを深く感じた出来事でした。
『窮鼠猫を咬む』
さて、各地で巨大化しているアオリイカ、昨夜も絶好調でした
型も相変わらず胴寸で20オーバーばかりのグッドコンディション揃い
連発パターンもやはり着底1シャクリ後の可変リトリーブ。シャクリよりも明らかにサイズが揃う
静かな釣りが効果を表し始めるのは、ワタクシの今までの経験上シーズン後半が多いのですが、そろそろそんな感じになってきましたね。
おなじみブログ
『うみへかわへさかなつり』
http://kami555.naturum.ne.jp/
著者の上口さんも、同じことを感じはじめているようでした。
シャクリにスレはじめているのか、性格が大人しくなってきているのか、低水温の影響で運動能力が劣ってきているのか、某引きが抜群に効き始めてきました。動作はただ巻くだけなのですが、そこがテクや想像力の見せ所!可変リトリーブでイカを抱かせるのです。
それと水中映像の想像力も大事。海底には起伏があるわけですから、ただ同じスピードでもダメなわけです。海底をリトリーブするのであれば、海底の起伏までも舐めるようにリトリーブしなければ威力は半減してしまいます。
アオリイカ用餌木は、シーバスルアーのようにリップがあるわけでも、引き抵抗が強いわけでもないので、リトリーブ感覚が非常に難しく、どの層を引いているのか判断が非常に難しくなります。そこでなるべく、引き抵抗の強い餌木が使いやすくなってくるんですね
”シャクリ抵抗を軽減!”みたいな餌木では、操作が難しくなってくるばかりか、浮き上がりが早くなってしまい、タダ巻きのテクニックレベルを引き上げてしまうので、ここは是非、引き抵抗のしっかりある、タダ巻きでは浮き上がりにくい餌木を選ぶのがベターだと思います。
また、リトリーブスピード変化(可変リトリーブ)を多様するので、巻きスピードによって餌木の泳層が変わってしまってはおもしろくありません。
そこで、参考になるかはわかりませんが、ワタクシが後半戦に多用する餌木を紹介します。
餌木イカ名人RS/3.5号
引き抵抗が適度で、非常に使い心地がいいです。ちなみにここ数日のワタクシの釣果も、この餌木イカ名人RSの可変リトリーブが8割以上ですね
まるでシーバスルアーのシンキングのような使用感で、泳層の把握がしやすい、しっかりと同じタナをキープしてくれる。
はっきり言って、
後半戦にヤヴァイ餌木だと思います(笑)
見た目は非常に古臭い(イイ意味ですよ)餌木ですが、お客様の中でも、特に餌木暦15年以上のベテランさんのチョイス率が高く感じます。
名匠餌木シルエット
重心が頭部にあるこの餌木ですが、その重心設計によりタダ巻きにおいても。足場の高い、またはかなり深い場所でも底をキープしてくれる稀少な餌木です。浮き上がり難さがハンパない!
引き抵抗もしっかりとしていますので、初心者の方でも着底、引き感がしっかり分かると思います。沈みも非常に早いので、深場までイッキに行きますよ
それと当然なんですが、
メシア
リトリーブ専用ルアーですから、当然ですよね。ここで紹介するほどでもなかったです(笑)
ちなみにコレはシャクッてはだめですよ餌木ではありませんから。ひたすらタダ巻きです。
こんな感じで、ワタクシ等が昔から実践している方法を書いてきましたが、最近アングラーには???かもしれません(笑)
『餌木っちゃシャクるものやろぉ~』という観念がワタクシ達には全く無いのです。
自分で動く能力をもっていない餌木という漁具。動かし方は無限大にありますし、動かし方にイチイチ名前をつけるのも???な話だと思っています。
巷ではアクションの付け方を一つ一つ固定化して名前を付ける商法が主流になっていますが(ナンタラ釣法とか)ワタクシは可笑しな話だと思っています。まぁ、商品販売に結び付けやすいというメーカー的メリットは大きいと思いますが。
単なる操作法を、『釣法』という呼び方をするこによって、多くの釣り人は「新たな釣りが誕生やぁ」と錯覚してしまいますが、逆に釣りの幅を狭くしている原因となっているような気がします。
『あらゆる手があっての餌木釣り』
いや、
『餌木を使うこと自体が釣法』
それでいいのでは?
ブーマーじゃなくてごめんなさい
次回は、『後半デカイカゲットの最終手段』を書こうと思います。ただしあくまでも、ワタクシ等一味が昔から実践で養った、または発見したテクですので参考になるかはわかりませんが・・・