魔のサイズ 2011-06-23 AM10:26
おはようございます!
魚、めっちゃ釣れてはりますなぁ~
昨日来店してくれたお客様の多くも「シーバスめっちゃ居て楽しすぎますよ~」って目をキラキラさせて喜んでおられました(笑)しかもベイト付きシーバスやから、釣るのもカンタンあまりルアーの差が出ないのは・・・やけど、釣れてるのはいいことです
釣りたい人!今のうちですよん
一方、身内の釣果も・・・
ネイチャー斉藤さん!キターーーーーッ!!!
やはり名人は違いますわぁ
最近、毎週のように取材に追われているネイチャー斉藤サン、なかなか自分の好きな釣りが出来ていないようで、ウップンをはらすかのような釣果!笑
キモチイイーーっすね
斉藤サンの使用ワームといえばモチロンこれ!
アングラーズ富山店特製
スライディングシュリンプ!
のスプリットショットリグ。
いつもコレみたいです。
ちなみに横のフックはお薦めサイズの#1/0
昨年からスプリットショットリグに変更してもらってから、飛躍的に釣果が伸びたという斉藤サン、以前はテキサスシンカーを使用していました。
やはりスライディングシュリンプにはスプリットショットリグが良く似合う!
って話。
スライディングシュリンプ、
発売してからいったい何年たったのでしょうか・・・
もう10年以上は販売していますね。
今では完全にアングラーズ富山店だけの生産となり、出回ることはありません。
そうなってから10年。
今でも初心者のお客様に「すいませ~ん、キジハタ釣ってみたいんですけど、何を買えば良いですか?」と聞かれた場合に真っ先にお薦めさせていただくワームです。
なぜなら「釣れる」から・・・
いや、
「カンタンにアタリが出るから」
スライディングシュリンプの威力にワタクシが気付き始めた当時(今から13年前)ワタクシの中ですでに「キジハタに効くワームの定義」が出来上がっていました。
その頃は、キジハタを狙っているルアーマンどころか、ルアーマンすら少なかった時代。
いや、キジハタ用ワームなんて無かった時代です。
当然、バス用ワームを流用せざるえない状況の中で、ワーム選びってすごく頭を使って、イメージを膨らませて、試して・・・楽しかった思い出があります。
今では一般的になった「ホッグ系」と言われるワーム達。このホッグ系の最初が「ブラッシュホッグ」だったと思います。
ホッグ系がキジハタに効くのかどうなのかは誰にも分からないままの実験の日々でした。
しかしイメージは出来上がっていたので、結果はしっかりと出ました。
そしてその後に発売されたバークレイ社の「パワーホッグ4」が登場、ようやく火が付き始めたキジハタワーム市場で上手く軌道にのり、売上と実績を伸ばしていきます。
空前の「ホッグ系ブーム」の時代の訪れ。
しかし我々はすでに次の課題に入っていました。
「ワームは良しとして、リグ(仕掛け)はどうなのか?」
ってこと。
バス用ワームを使用する釣りというだけで、仕掛けまでバス用の流用が当たり前。
その中でも多かったのが「テキサスリグ」
我々は疑問を抱かずにはいられませんでした。
「根を釣っているのに、なぜにテキサスリグ???」
我々ももちろんテキサスリグから入りましたが、すぐに気付いてしまいました。
「根を釣るのにテキサスシンカーはないやろw」ってことを。
当時はなぜかテキサスリグが全盛で、ブームを盛り上げようと便乗してくるメディアはこぞって「テキサスリグ」を勧めてきます。
バス釣りを経験していない海の釣り人は、素直にそれらを受け入れ「根ガカリしまくるのが当たり前、なぜなら根を狙っているのだから・・・」というメーカーが仕掛けた風潮にうまく乗せられていきます。
いやらしい話をすれば、「根ガカリでロストすればするほど、糸、リーダー、オモリ、針、ワームが売れる」ってことです。
話が反れました(笑)
テキサスリグがなぜ受け入れられたのか・・・
2通りの理由が考えられます。
それは「ホッグ系が飛ばないから」、「だれでも底取りができるから」
この2つが大きいと思います。
まずは「飛ばない理由」ですが、単純明快です。
「ビラビラなどの無駄なパーツが多すぎる」ってこと。
とくに足を模したようなパーツは全部ムダ!海老のヒゲのようなカーリーテイルもチギっても問題ありません。
はっきり言って「アタリの回数」に差は出ません。
そしてビックリするくらいに飛距離が伸びてしまいます。
ほ~ら、テキサスシンカーが要らなくなった!笑
そして「底取り」の件。
練習してください(笑)
そんな実験を交えつつ、我々が10年以上前からもっともキジハタに向くリグだと思い、使用しているのが「スプリットショットリグ」です。
極めて根ガカリしにくい。
ワームの動きがナチュラル。
フォーリングスピードも自由自在。
お金が掛からない←コレガ大事w
大きいのが釣れる。
そしてもっと大事だったのが、
飛距離が出て、良く喰うワームを使う。
ってこと。
そこで、我々の目に止まったのがスライディングシュリンプ。
無駄なパーツが一切無く、水中波動がしっかり出せるパドルテイル、そして高カロリーなバルキーボディ、生肉のような質感・・・
スプリットリグとの相性は最高のものでした。
そして実績に実績を重ね、現在に至っております。
ただ一つ、足りなかったものが「ボトムでの姿勢」でした。
そこでワタクシ柴犬とMARSさんとで一緒に作った第2段のワームが、皆様ご存知の・・・
パワーラウドネス
現在では当店以外の県内有名釣具ショップでも販売くださっております
自分の手の入ったものが他店でも販売されているという喜び、作り手にしかわからない物です(笑)
このパワーラウドネスですが、実は「テキサスでもスプリットでもイケる仕様」になっているのを皆様はご存知でしょうか?
スプリットの場合は両腕をちぎってしまってください。
テキサスの場合はそのまま使用してください。できれば先端のパドル部は裂かないほうが良いです。
ちなみにワタクシの自己記録キジハタ3260gも、このパワーラウドネスのスプリットで獲ってます
ところで、この2種類のワタクシのワームですが、みなさんは思いませんか?
「ワーム、小さくね?」って事を(笑)
そう思わない方は・・・
そうとうやりこんでますねニヤリ
キジハタのことを分かってるぅ~
これが題名の「魔のサイズ」です。
「でっけぇワームでデカキジを!」という夢や希望または妄想はだれにでも最初はあるものですが・・・
キジハタを多く、長くやってればだれでも気付いてきます。
デカキジを狙うにおいてワームサイズの無意味さを・・・
もっと大事な事が優先順位として上にあります。
ワームサイズの順位はずーっとずーっと下です。
デカイワームを使ったらデカイのがくる!ということは絶対にないと思います。
そんなに魚は単純じゃないです。ただ、小さいのがフッキングしずらくなるとは思いますが。
長年キジハタという魚と向き合ってきて、「魔のサイズ」だと感じているのが
3~3.5インチなんですよ。
大きなキジハタの住みかを感じることができる操作感、
大きなフックを使わなくても済むということ、
重いシンカーがいらなくなるということのナチュラルさ、
細いリーダー(2~3号)が使えるということの喰いの良さ
光虫発生時にはとくに差がでます。
とりあえずデカキジハタに一番向いていると思えるサイズなんですよ
それ以上のことは分かりません
これからも課題が山積みのキジハタゲーム!今後が楽しみですね
さて、入荷案内です!
速攻完売してしまった
SIN-ZO フォーミュラー
https://anglers.lekumo.biz/toyama/2011/06/sin-zo-6b2b.html
たった今入荷しました!
ご迷惑をおかけしましてすみませんでした!
そしてパワーラウドネスも本日入荷いたします!
スライディングシュリンプは週末か日曜日くらいには入荷できそうです!
なんか長々と書いてしまいまして、すみませんでした。
読んでくださった方々に感謝申し上げます。