鼻血とプラグ。 2013-10-21 PM04:24
「アサノさんのブログだけ消えてることがよくあるんだけど、どういうこと・・・?」
・・・・貴兄も組織人ならお分かりでしょうが・・・・ま、そういうことなんですワ。
そうことなんですわひらじまてんのあさのです。
「あ、このプラグってこんな動きするんか・・!」
っていまさらながら驚かされる発見が多々あるんだよ。
特に手に入れたのが20~30ウン年前のものな。
当時も結構使ってた記憶があるんだけど、アクションとなると急に記憶が曖昧に。
なんでかな・・・と記憶をたどってみても、うっすら思い出すのがツーンと鼻の奥から
上ってくる<血の匂い>のみ。
思い出した。
これらのプラグを手に入れたのは、いわゆるオレのヨハネスブルグ時代。
オレらのホームグラウンド、通称「ジャパニーズ・ガーデン」内の池は当時、
ガラの悪い現地黒人のガキ共の溜まり場でもあったんだよな。
金持ってる日本人のヒョロっちいご子息が、彼ら黒人の子供がそれまで見たことも無いような
高級な釣具なんてもってウロウロした日にゃ、飛んで火にいるなんとやら。
目を付けられたが最後、スナップの一個に至るまで毟り取られたっけ。
さすがは黒人。ナリはちっさくても、おれら日本人とは全てが違う。
取っ組み合いにすらならない、圧倒的な腕力の世界。
はっきりいって当時はバスなんてどこでも釣れたんだけど、オレにも意地がある。
「アイツらが来んうちにバス釣りまくって、逃げりゃエエんじゃ!」
とばかりにポイントへ着くやいなや高速リトリーブ。
ワームだろうがジグだろうがプラグだろうが、とにかく高速リトリーブ。
・・・そりゃ、アクションの記憶もへったくれもないわな。
で結局、毎回捕まってボコボコ&搾取。
ツレと鼻血垂らしながら、あいつらが落としていったルアー拾いながら帰ったっけ。
記憶の鼻血のニオイもきっとこの時のもの。ほとんどPTSDだわな。
しばらくのちにオレら日本人界隈の救世主、野生児ワシダ ゴロウ少年が現れるワケだが、
そりゃまた別に機会に。
今日のキブン: THE TIMERS / 「タイマーズのテーマ」