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ラインのお話~その2~  2010-11-22 AM11:54

https://anglers.lekumo.biz/toyama/2010/11/post-0b4c.html#more

続きです。

ここで、一つ。

なぜ実験使用タックルがメバルロッドなのかといいますと。

ただ単に、これからのメバルの戦略に役立てたかったからpaper

これだけです(笑)

シーバスよりもさらに神経質なメバルの釣果を上げるべく、またはお客様にもっとも釣っていただけるセッティングを研究すべく、ナントカノヒトツオボエのように毎日海へ通っています(笑)

まずは、水がわりと澄んでいる”クリアーウォーター”と言われる状況。

【魚の活性・・・非常に良い】

PEラインもナイロンもフロロも問題なく喰ってきます。
ラインの太さもそれほど気にしなくても喰ってきます。
ただしバスロッド使用時のシーバスの喰いは、どのラインを使っていても非常に悪く、メバルロッド使用者全体で2ケタのヒットに対して、ノーバイト(友人達談)
同じルアーを使用、釣りのスキルは変わらない。
明らかにロッドのせい。
要するに”高弾性ロッド使用時のルアーの動きの悪さ”が響いた良い例です。

水がニゴリ気味。

【魚の活性・・・普通】

ここでやっとラインの差が出てきた。
使用ルアーは同じ。

メバルロッド+ナイロンまたはフロロでは連発ヒット。
バスロッド+PE0.8号の組み合わせはアタリの回数が圧倒的にすくなく、一尾ヒットさせるも、皮一枚ヒットで口切れ御免。←ヘタなだけかもw
メバルロッド+ナイロンまたはフロロではアタリの回数も頻繁、しかもほとんどのヒットが丸呑み。
バスロッド+PEラインという、ミノーイングには最悪のセッティングが招いた現象。
ハリの強い竿(バスロッド)と伸びの無いPEの悪影響で、ルアーの動きが悪いことが圧倒的なヒットの差となって現れた。また、ナイロン使用の好影響でルアーの吸い込みまたは掛かりが良かったと考える。

水が未ニゴリ気味。

【魚の活性・・・悪い】

圧倒的な差が出た。
PEラインメンバー、ノーバイトもちろんボウズ・・・
ナイロンまたはフロロメンバー3人でトータル7尾。

もう止めます(笑)

ずっとこんな実験を行ってるんです。

海だけではなく、ワタクシの好きなリザーバーのトラウト(ランドロック、レインボー、イワナ)でも圧倒的な釣果の差となって現れたことも幾度とあります。
たとえ両者が同じPE0.6号だったとしても、ワタクシがメバルロッドなどの超ライトな竿、丸山がサクラマスロッドなどの少々ヘビーな竿でのヒット実験、ルアーは同じビーフリーズ65Sキビナゴ。

20尾以上 対 0 (笑)

実験に使ってゴメンネ丸山さんsweat01

これは腕の差でもなんでもなく、明らかにロッドの差。
だって、巻いてるだけですもん・・・
柔らかいロッドのルアーの泳ぎのおかげです。たまたまビーフリーズ65Sがサクラマスロッドと相性が悪かっただけ。

ここでワタクシの勝手な考察。

ルアーの動きの差はもちろんだけど・・・

「魚からの情報(アタリなど)を超高感度に捕らえる為にPEを使う」ということは、あくまでも釣り人側の一方的な考えだけの発想に過ぎず、
「魚にもニンゲンの情報(ヘンな動き、話し声など)を水中に伝える糸電話的作用」もあるんじゃないか?
という考え。

このような考えも前からありました。

「PEライン+超高感度ロッド」が主流となった現代が昔ほど魚が釣れなくなった要因の一つとして、コレもあるのでは?

結局、何が言いたいのかといいますと、

”どこかで感度を落としてやる”ということが結構大事なのでは?

ってことです。

そもそもキャスティング&リトリーブの釣りにおいて、PEラインのメリットってなんなんでしょうか?

ルアーの泳ぎ・・・ナイロン

ロッドアクションのつけやすさ・・・ナイロン

魚のヒット率・・・ナイロン

細かいアタリのとりやすさ・・・PE

フッキングの良さ・・・ナイロン

バレにくさ・・・ナイロン

飛距離・・・ルアーにもよる

魚が掛かった時のラインブレイクにしにくさ・・・ナイロン

根ガカリのはずしやすさ・・・PE?いやナイロン?これは場合によりますねsweat01

根ガカリ時のあきらめて切りやすさ・・・PE

風への強さ・・・ナイロン

視認性・・・ナイロン(太さ、状況によってはPE)

寿命・・・PE

根ズレへの強さ・・・ナイロン(圧倒的)

扱いやすさ・・・最近アングラーはPEかも、本当はナイロン(笑)

魚からのラインの見易さ・・・リトリーブ釣りならばナイロン、止める釣り(ジグヘッドなど)ならばPE

以上はいろんなラインメーカーさんと意見交換しあって結論付いたことです。

ナイロンが好作用するルアー・・・

う~ん・・・難しいですね~、使ってみなければ分からないのですが・・・

一ついえることは、

リップレス系ルアーナイロン向きってことは確実flair

たとえば、アイマコモモモ、サスケ、K-TENリップレスなどの”頭カット系”のことを言います。

それと、

シンペン系ナイロン向きflair

ワンダー各種、レイジーなどの”リップを持たない系”のことを言います。

あとは小型ミノー系はナイロンの方がいいです。ヒット率に差がでます。

前にも書きましたが「絶対にナイロンを巻こう!」って話ではないです(笑)

釣り人一人一人にそれぞれ考えはありますから、”それぞれ”でいいと思いますpaper

ワタクシのタダの実験結果のご報告と、ラインに対する考えを少し書いただけです。

じつはもっともっと面白い実験結果が出てるのですが、まだここでは書けません(笑)
っていうか・・・ただ文才がないだけですsweat01ゴメンナサイ・・・


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