カーブ&テーパー 2012-01-11 PM06:44
もうすぐ某ロッドメーカーより全国発売!
NEW Jarking Stick 73ML(名称未定)
このロッドですが、これ一本の発売じゃありません、
シリーズとして何本もある中の1アイテムとして存在します。
シリーズ名はまだ秘密ですが、みなさんきっとピンッ!とくるはずです。
それにしても・・・
よくもまぁ、こんな特殊な竿をシリーズに入れてくれたもんだ( ̄ー ̄)
ジャーキングに特化させた名前ですよ!
そんなんで売れます???
ホンマはどんな使い方でもできるシーバスロッドなんですけどね(笑)
でもその心意気はリスペクトです!
開発の中でワタクシがいちばんこだわり、メーカーを困らせたのが
『太さ』
『曲がり』
この2つです。
あともうひとつあった!
『ガイドのデカさ!』
笑
かなり本気なんですけど笑
最近思うこと。
「ガイド小さくね???」ッテコト
小径のガイドに何のメリットが?
あるんでしょうけど、ワタクシには分かりません、バカなので。
やっぱこれくらい欲しいですよ トップ径:8mm
良く飛びますよ
だって、ガイドがデカイですから ( ̄+ー ̄)
本当はもっと径を上げたかったのですが、いろいろな意見を取り入れた結果8mmに決まりました。
このジャーキングという釣りにおいて、ベテランの方でしたらあたりまえに「ナイロン16lb+リーダー40lb」という組み合わせを使います。
小径ガイドでは飛びませんよね、だから8mm径ガイド。
PE使用の方にはロングリーダーを巻き込んでもスムーズな糸の出を考えたら、やっぱり8mm径ガイド。
もっと贅沢をいえば、強度を考えて”ステンレスガイド”にしたかったのですが、それは却下。
小型ルアーの飛距離アップを考えて、穂先にステンによる”若干の重み”を付けたかったんです・・・
「正しい考えですけど、そんな難しい原理を理解できる人、どれだけ居ますか!?」って怒られました(笑)
そして「曲がり」←けしてマネはしないでくださいw
コレくらい曲がるロッドって最近あまり見かけませんよね。
シーバスの約60cmから、コレ位曲がります。
ロッドの命はバット部。
ルアーを飛ばすのも「バット」
リトリーブ中にルアーのアクションに直接影響があるのも「バット」
ロッドアクションの入力に必要なのも「バット」
魚のストライク時のショックを吸収するのも「バット」
魚を一気に疲れさせるのも「バット」
魚を寄せるのも「バット」
そして・・・
折るのも「バット」(^m^ )
ロッドの要素の9割はこの「バット」だと思っています。
ロッドは曲がってナンボ!
でもグニャグニャでは快適な釣りにはなりません、
そこが難しいところです。
綺麗に曲がる!
こういった表現の方があってると思います。
で、
とくに気にしたのが「レギュラーサイズのシーバスで最高の曲がり」ということです。
(フィールドはいろいろありますが、この7.3フィートを振ろうと思うポイントはそんなに過酷なポイントではないと想定しています)
全国的に見て、一番出会う確立の高いシーバスサイズで”最高の曲がり”を見せないと「あ~、いいロッドだぁ!」ってならないですよね(笑)
55~75cm
コレ位のシーバスがもっともヒット数が多いですよね
そのサイズでしっかり曲がります。
85cmだろうと1mだろうと・・・
75cmと曲がりはほぼ同じです。
そういったテーパーに仕上げています。
だから、
「掛けた数だけ曲がりを楽しめる」
これにかなりコダワリました。
「早く疲れさせ、早くキャッチ」
これも曲がるから実現できること。
最後に「太さ」
この2本を見てください。
左:最終型
右:最終から一つ前のプロト
この2本、見た目の太さは全く違いますが、パワーはほぼ同じです。
あえて細身は却下しました。
なんか頼りないばかりか、個人的にカッコヨクナイ!笑
というのは冗談でして、
コチラのほうが「持ち重りを軽減」できるからです。
ワタクシ、ロッドに自重の軽さを求めていません
めっちゃ軽い竿ってなんか折れそうで怖くありませんか?笑
また、軽すぎるロッドはジャーキングに合いません。
竿の重さがあってこそのリズムですから
しかしその重さを軽減させる為にはバットからの急激なテーパーが必要でした。
その昔、ダイワが「マグナムテーパー」と表現していたのが懐かしいです。
かなりイイカンジの質感ですよ、なんと表現してよいやら(笑)
古き良き時代のロッドを思い出すような・・・そんな感じです。
昔からのベテラン様には懐かしく、
新たなアングラーには新しく、
そんなロッドに仕上がっています。
長々と書きましたが、やっぱり実際手にとっていただきたいです!