ビギナーによるビギナーへのレクチャー1・スルメイカの巻 (釣果情報)2014-05-17 AM06:26
おはようございます。
いつも当店のブログをご覧下さりありがとうございます。
アニメは日本の重要な産業でもっと国内での発展育成に尽力すべきと考えている明石店・岡田です。
さて、ここ最近の大蔵海岸では例年のごとく夜釣りでスルメイカが釣れ始めました。
先日(5月13日)に私も行ってきました。
恥ずかしながら私、今まではイカ釣りはエギングばかりで40年の釣り歴でスルメイカのウキ釣は初めての経験でしたが、 予めのリサーチで何とか胴長10~15センチ5ハイを手にする事が出来ました。 (スルメイカ釣りではビギナーです!)
そこで今回のブログはスルメイカビギナーによるビギナー向け釣り方ブログ第1回『スルメイカのウキ釣りの巻き』です。
仕掛けから説明しますと大きく分けて2種類『テーラー』と『串刺し仕掛け』があります。
左手前がオモリ付きテーラー、奥がオモリなしテーラー、右が串刺し仕掛です。
私が先日、初めて釣ったのがテーラー仕掛けです。
ウキと水中ライト、ハリスとテーラー(または串刺し仕掛け)といった感じですね。
テーラーですがイカのサイズ的にはSサイズでも良いと思うのですが、エサのキビナゴを乗せるのには小さすぎるので Mサイズが無難ではないかと思います。
2~3号のオモリ付きを選ぶのですが、その辺りはお好みで良いと思います。
ちなみにオモリの付いてないテーラーもありまして、水中ライトの下に矢引(70センチくらい)のハリスを結び、 その下にオモリなしテーラー、その下にまた50~70センチほどのハリスを結びオモリ付きテーラーを結ぶという2段仕掛けでもいけます。
ただ2段仕掛けは投入の際にサミング(仕掛けの着水前に指で軽くスプールに触れてブレーキをかけ、ウキよりも仕掛けを前方に着水させる技術)をしなければ絡む率が高いので、馴れていない方はオモリ付きテーラー1つのみの仕掛けの方が良いと思います。
ウキですが私が使用したのは下の写真の右側、3号負荷の電気ウキです。
テーラーは勿論ですが、この釣りは結構ウキがキモかもしれないと思いました。
3号負荷のウキに2号のテーラーと水中ライトで丁度かなぁ、と思ったのですが当日は波が無かったので若干ウキの浮力が勝ってしまって 、もう少し沈めたい感じでした。
波気がある時はこの組み合わせで良いと思うのですが、波の無い時は少し沈め気味にした方が食い上げのアタリも取りやすいのでは? と思います。
アタリが小さいのとウキ下が比較的浅い(当日は2ヒロほど)ので固定ウキの方が感度に優れていますね。
もちろん、竿が短かったりウキ下が深ければ誘導ウキにしなくてはいけませんが、当日は食い上げのアタリも多くて固定ウキが 感度に勝っていると感じました。
オモリ内蔵の自立タイプか、オモリが必須の否自立ウキを選ぶかですがこれも食い上げのアタリを考えると否自立が有利かと思います。
(自立タイプは食い上げのアタリが出ないのでは?と思います。否自立のウキは食い上げの際はウキが寝てしまうのでアタリがよく分かると思われますし、実際そんなアタリもありましたので)
写真の電気ウキでなくても2~3号負荷のウキでケミホタルが付けられる物ならOK!
誘導ウキもシモリペットを使いその上下を浮き止めでサンドウィッチにすると固定ウキとして使えますよね。
誘導ウキを固定ウキにする小道具です。
水中ライトですがレインボー発光の物を付けましたが、効果は比較対象が無いので分かりませんでした。
ただ、この釣りのベテランの方は皆さん口を揃えて付けた方が良いと仰るので効果はあるのでしょうね。
船からのスルメイカでは発光体は不可欠ですので、岸からでも効果ありと思います。
竿ですが私はシマノの『ボーダレスBB 495M-T』を使用しましたが、3号程度のオモリ負荷の竿でしたら何でもOKです。
4.5M~5.4Mくらいはあった方が遠投も効きますので使いやすいです。
道糸は3号、ハリスは2号を使用しました。
エサはキビナゴ。テーラーの上に乗せて付属の針金で巻き付けます。
当日のアタリ方はウキがポコポコと不自然に動いたり、流れてるウキが止まったり、食い上げてウキが寝たりするアタリが多くて、ウキが消し込むような大きなアタリは1回だけでした。
とりあえず不自然さを感じたら竿を立てて、聞きアワセしてみるのが無難です。
仕掛けのセットが出来たら、大蔵海岸は東西の流れが速いので横の人との感覚を見極めて山なりにキャストします。 (ライナー性のキャストは仕掛けが絡みやすいですので注意!)
ある程度ウキが流されたら横着せずに上げて、マメに打ち込みなおしましょう。
いつまでも流していたら隣の人とオマツリになりますので・・。
ウキ下は1ヒロ半~2ヒロ少しの間を探ってみて下さい。
(1ヒロは約1.5メートルです)
群れが回遊してきてアタリがあったら、もたつかずに手返しよく釣るのが数を伸ばす秘訣です。
群れが大きければ時合い(地合い?)も長続きするようですが、当日は群れが小さかったのか時合いも短くて写真撮影をしていたら 数を釣る事が出来ませんでした。
巻いてくる際に少しでも重みを感じたら緩めずに巻いて下さい。
早く巻きすぎても水面で仕掛けが暴れてイカがバレてしまいますので、落ち着いてゆっくりと。
初めてのスルメイカですが感想は『待ちの釣り』ですね。
回遊してくるまでじっくりと粘ってみて下さい。
(運が良ければ釣り開始すぐにアタリがあるのでしょうが、当日は1時間半以上経ってやっとアタリがありました)
ところで今回のブログ、「思われます」とか「でしょうね」と言う言葉が多いのは私がスルメイカビギナーだからです。
自分の経験値を加味して書いてみました。
さて、スルメイカビギナーによるスルメイカの釣り方講座はいかがでしたか?
ベテランの方は「何言っとんねん!このヘタクソ!」と思われた方もおられるでしょうね。
(堪忍してつかぁさい・・)
ビギナーの方にもわかりやすく説明したつもりですが、分からなかった部分は当店スタッフに気軽にお聞き下さい。
スルメイカですが何時まで釣れ続くのか予想が出来ません。
回遊魚ゆえの運命ですね。
釣ってみたいと思われる方は、早めにお越しになる事をオススメします。
さぁ、次回はどの魚について書きましょうか?
遠方からの方に向けて明石の釣り場や見所・グルメや歴史について書くという手もありますね。
追記-当店には私など足下にも及ばない大蔵海岸マイスターも待機しておりますのでどんな事でもお気軽におたずね下さい。 皆様のご来店をスタッフ一同、お待ちしております。