加太、ブランド真鯛を狙う! (釣果)2012-12-05 PM08:34
皆さんこんにちは!アングラーズ八幡店 店長の小林です。
全くもって私事ですが、8月に生まれた娘が生後100日を迎えました。
生後100日と言えばお食い初めです。
お食い初め(おくいぞめ)とは、新生児の生後100日目(または110日目、120日目[1])に行われる儀式。
「真魚(まな)始め」[要出典]または「食べ初め」、初めて箸を使うので「箸揃え」「箸初め」[1]とも呼ばれるほか、祝う時期が生後100日前後であることから「百日(ももか)の祝い」「歯がため」と呼ぶ地域もある
by Wikipedia
釣具屋の人間としてはやはり、我が子のお食い初めに飾る鯛は自らの手で釣り上げたいもの。
それも一流のブランド鯛がいいですな。そう、明石か加太… いや明石はやめとこう。ww
いや、決してお食い初めを口実に釣りに行こうとかではないんですよ。純粋な親心です。
というわけで今回は鯛釣りです。加太の海に親心は届いたのか…
12月3日午前5:30。和歌山市加太、友ヶ島遊覧船乗り場の駐車場に到着。(船釣り客でも駐車料金¥500)
今回はここから出船の谷口丸さんにお世話になりました。
まだ真っ暗ですが、船にはもう灯りが点いてます。船長はもう準備万端で待っていてくれました。
これ、谷口丸さんのステッカー。 「鯛釣れや!!」 って、船長めっちゃ怖そうに描かれてますけど…
バラしたりヘマするとめっちゃ怒られそうな気がしますが、実際はそんなことはありません。w
確かに強面(こわもて)ですがやさしい親切な船頭さんです。誤解のなきよう…
実はこの谷口丸さん、2年前に一度来ているのです。その時は鯛5枚も釣れました。
午前6時出船。この日はなんとお客さんは僕一人!!今まで磯の渡船でお客は僕一人と言うのはありましたが乗合船では初めてです。
大名釣りじゃん!ちょっとVIPな感じにテンションも上がります。
右舷ミヨシ寄りに用意された僕の釣り座。足元には手繰った仕掛の幹糸を入れるカゴがあります。入れた糸が祭り難い工夫がして あります。
今回のタックル
竿 シマノ海明30S-225、リール ダイワ ソルティストICS100SH-L、PE パワープロ0.8号(鉛スッテ、船エギングのときのまんまですが、決してズボラをしたわけではありません。)
仕掛は船頭さんの仕掛を使いました。オモリは30号。
加太の真鯛釣りといえば『ビニール真鯛』です。エサは疑似餌、それもなんとビニール片。ただのビニール片でブランド鯛やアジや青物まで釣れるというのですから不思議です。
友ヶ島の傍から釣り開始です。釣り方は簡単!底を取ったらゆっくり巻き上げ、水深や魚の反応により3~10m巻き上げては落とす、この繰り返しです。
そうそう、谷口丸さんでは探検丸が無料貸し出しされてます。釣り座に居ながら魚探を見て釣りができるのは魅力です!
魚探に映る魚影のタナを見て、どれだけ巻き上げればいいか判断できるのが大変便利です。
しかし、朝は反応悪い。 冷え込みが響いてるのかな?魚探の反応もあんまり多くない様子。
ポイントを移動し、何度か巻上を繰り返すうちに、探検丸の画面にポツポツと魚らしき反応が出てきました。すると…
竿先にコココン コン とアタリ! しかしこの釣り、早アワセは禁物です。十分に食い込んでからアワせないとすっぽ抜けます。
ぐ~ん と穂先が舞い込みアワせます。ん、結構引く。鯛? っぽくないな…
この釣り、何しろ仕掛が長い。15mくらいあります。なのでリールをカウンター0まで巻き切ってもなおやり取りが続きます。
慎重に仕掛を手繰って引き寄せます。が魚も必死!強く引き込みするっと手から糸が滑る。その瞬間ハリが指にぐさっ
痛てててててっ 船長に助けてもらってようやく取り込んだ獲物は…
40cmオーバーのサバでした!鯛でなくて残念!でも美味しいお値打ちフィッシュです。
よし、次こそは鯛を!ポイントも変わり意気込みも新たに仕掛を投入!!
しかし…状況は中々に厳しい。魚探の魚影付近を仕掛が通過しても反応無し。
外道が釣れてその後それっきり…今回もそのパターン?
と思ったらアタリ!ゴツゴツ!グーン!! 穂先が舞い込んだ!!
うぉっ今度はむっちゃ引く。糸が細いので慎重に…鯛なら魚焼きグリルに入らんサイズだぞ。
船長の助けもあってグリルに入らない大物、無事取り込みました!!
本命ならずとも2尾連続で嬉しい外道。いつもなら「まぁ、これなら十分やわ♪」とか言って納得してるところですが、今回は「ミッションお食い初め」。鯛を釣らねばやっぱり『アカン人』なのだ。
周りの船もあんまり連れてる気配が無いなぁ。今日は鯛アカン日なのか…
加太の船も釣った魚は生簀に入れます。サバとハマチがくーるくる泳いでます。
時刻は午後10:30、ちょっとヤバくなってきた。船長も釣らせようとコマメにポイントを探ってくれます。
その甲斐あってか、魚探の反応が多くなってきた!ここなら釣れる!!
そして仕掛が反応の出ているタナを通過! コツコツ…グーン!!キターーーッ!!
これもめっちゃ引く!あれ?変だぞ、船底に糸が…
操舵席で釣っている船長の仕掛に祭ってしまった。 お魚はサヨナラ。
あぁ、今回もアカン人なんか!
帰りに鮮魚店で活け鯛売ってるかな?なんて考えも過りましたが、最後まで諦めずに釣ろう!!
その直後の一投。 コツコツ ズボォーッ 竿がひったくられるアタリ!!
竿を叩く引き、コレはひょっとして、もしや…
時刻は11:00、釣った直後ポイントを移動し一流ししましたが当たり無し。
船長「小林君、今日はもう(鯛)出て来ぉへんぞ。上がろか~」
というわけで釣り終了。ミッションコンプリートですよ。
港に着くと船長が魚を1匹1匹、神経締めしてくれました。
濡れた新聞紙で1匹ずつ包んでくれました。加太の船頭さんはホント魚を大事に扱いますね~。
その日の晩はサバを刺身で頂きました。
そして翌日…
そうそう、ハマチはしゃぶしゃぶで頂きました。もちろん激ウマです!
大漁ではなかったけれど美味しい魚ばかり釣れて狙いの鯛も釣れて、文句ナシで脱アカン人でしょう!
皆さんも是非、美味しい魚を狙って加太へ出かけてみて下さい。
ご予約、お問い合わせ 谷口丸 073-459-0353 073-459-1913
ではまた!