『まるは洲本根魚図鑑』③ (淡路島で釣れるお魚図鑑)2010-02-03 AM10:28
上の釣り場は、三原川の河口にある波止です。先日、スタッフ川田と大橋弟がコブダイを釣りに行ったところです。川田が外道でアブラメを釣っていたので狙ったら釣れるかなと思って来てみました。投げ釣りと穴釣りタックルでの探り釣りで狙いました。と言う訳で、今回は根魚図鑑にアブラメを加えたいのですが・・・・
釣れたのは、
アブラメではなく、クジメ。探り釣りで釣れました。ということで1魚種追加です。
よく釣果情報などでクジメもひっくるめてアブラメと言われている事があります。確かに分類上も非常に近い種類で、一見アブラメに見えますが、実は見分けるコツがあります。この2種は尻尾の形が違います。アブラメの尻尾の後ろの縁の形はピシッと真っ直ぐなのに対し、クジメは扇形に丸みを帯びています。その他、側線の本数が違う(アブラメは5本なのに対しクジメは1本)とよく言われるのですが、この見分け方は良く見ないと分からないので、尻尾の形で見分けるのが簡単だと思います。また、色で黄色っぽいものをアブラメ、茶色いものをクジメと思いがちですが、住む場所で異なるのでこれも一概には言えません。
クジメ アブラメ
クジメはアブラメに比べると小型でせいぜい20cm台後半までといったところです。味は、アブラメには劣るという話を聞きますが、まずい訳ではありません。淡路での数は圧倒的にクジメの方が多く、浅いところほどクジメがより多いと思います。
この日は、残念ながらクジメしか釣れませんでしたので以前の写真からアブラメもご紹介しておきましょう。
アブラメ(正式名称はアイナメ)
本来、寒いところの魚で寒いところ(東北~北海道)へ行けば行くほどサイズも数も多くなります。温暖化の影響なのか、淡路島では昔に比べて少なくなりました。昔は、ポン級と呼ばれる30cmオーバーの良型が、よく釣れていたそうですが。よく、オレンジや黄色い体色のアブラメを目にしますが、これは繁殖期のオスに見られる婚姻色だそうです。”アブラメ”は関西の方言ですが、淡路島の中の由良弁では、”ハンバ”とも言います。
■■■■■ おまけ ■■■■■
2005年に北海道で投げ釣りで釣ったアブラメ(向かって左)とホッケ(右)。良く見れば似ているこの2魚種。アブラメより更に尻尾が泳ぐのに適した形をしています。アイナメ科にはアイナメ属とホッケ属という2属に分類されるそうで大きく分けると同じ仲間だそうです。ホッケは淡路にはいませんが。
■■■■■クジメ・アブラメを釣りに行こう■■■■■
今回、ご紹介したアブラメ・クジメは、寒いのが好きな魚と言うことで今から春にかけてがシーズン釣り方や釣り場の分からない方にも丁寧にスタッフがお教え致します。
まるは釣具洲本店では、手ぶらで淡路島に来られた方でも手軽に釣りが出来るセットを取り揃えて皆様のご来店をお待ちしておりまーす