ウナギを自分で料理してみましょ。 (釣れた魚でクッキング)2010-06-30 PM09:05
まるは釣具洲本店スタッフ井手です。こんばんは本日もご覧頂きましてありがとうございます。昨日は、ワールドカップサッカー、パラグアイ戦をご覧になられた方も多いんじゃないでしょうか?残念ながら、日本負けてしまいましたね選手の方は本当によく頑張ったと思います、でも、選手はきっと悔しかったでしょうね。私も昨日は鳴門へタイラバをしに行っていましたが、1回もシュートを打たせてもらえません(アタリがありません)でした。日本代表の選手と同じぐらい悔しい思いしたあと、サッカーをテレビで見ました。身も心もクタクタになりました。私も悔しいです。でも今日はこれをバネにしてブログを書きます。
この前もウナギ釣りに行きましたが、ウナギが釣れたら勇気を出して自分で料理してみましょう
まずは自分でウナギを釣るところから始めます。川の下流付近で、虫エサやミミズをエサにして釣る事が出来ます。釣り方はぶっこみ釣りや投げ釣り、ウキ釣りなどですが、そう言われても分からないという方はお店で聞いていただければご説明いたします。場所は、例えば、淡路島では洲本川や三原川などが有名ですね。他にも「えっ?こんなところに?」というような小さい川でも海と繋がっていれば、十分に可能性があります。時間は、夜がメインですが日没から2時間ぐらいが特にいいみたいです
やったーウナギが釣れました
ウナギが釣れたら、生かして持ち帰りましょう。
生かして持ち帰る理由は、お腹の中のエサや排泄物をキレイに出させるのと生きた状態でウナギを捌くほうが味がいいからです。お家へ持ち帰ってから2、3日生かしておきます。真水でも大丈夫です。エアレーションした方がいいでしょう。またウナギはジャンプが思いのほか得意なので飛び出さないようにフタをしておきましょう
その後の行程です。いよいよ捌きます。期待と不安でドキドキしますね。より美味しく食べるには、ピンピンしている元気なウナギを捌くのがベストです。しかし、我々、素人にはクネクネ暴れ回るウナギを捌くのは、難し過ぎますのでウナギに大人しくなってもらいます。氷水に漬けるか、冷凍庫で凍らない程度に冷やして仮死状態にするのですそうすれば、捌き易くなります。実はここまで来てなんですが、ウナギの血には毒があります。と言うとイヤになられそうでここまで黙っていましたが、ご安心ください。加熱すると毒は消滅します。生で食べなければ大丈夫です。ちなみにアナゴやハモにも血に毒があるのだとか。
↑冷たくして動きが鈍ったウナギのヌメリをとる為に塩をふりかけて、よく洗います。
↑ウナギをまな板に固定する為にキリ状の物で目打ちをします。私は、たこ焼きを焼く時にひっくり返す道具(名前が分かりません)を使用します。包丁は、背中側から入れ、背開きにして行きます。腹開きにしないのは「切腹」を連想させる事から、縁起が悪いという説があります。腹開きにすると内臓を傷つけてしまい、臭みが身に移り易いのではないかとも思います。背開きと言っても最初は難しいかも知れません。コツは、背中から背骨に当たるまで包丁を入れ、その背骨に沿って、背骨の感触を感じながら、ゴリ、ゴリとゆっくり包丁を進めていくイメージです。一気に背中から腹側まで包丁を入れずに、背中から背骨までと背骨から腹側という風に2段階に分けて包丁を入れた方がやり易いでしょう。間違っても、テレビとかで見かけるウナギ屋さんが簡単にやっている様にギューンと一気に尻尾まで包丁を引く様にはしないで下さい。それは難しい技です
背骨を包丁で切り離します。
ゴリゴリと関節一個ずつのイメージで切ると上手く行きます。頭と背骨は、蒲焼にするときのダシに。
下ごしらえ完了です。ここまで来たら楽しくなってきたでしょう?
釣り過ぎたときは、この状態で密封して冷凍庫で保存しても良いと思います。お好きな時に焼いて食べるのも贅沢な楽しみですね。ただし、捌く前の状態で冷凍保存をすると味がかなり落ちるそうです。面倒でもここまでやってから冷凍しましょうね。
そして焼く工程です。コンロやグリルでも焼けますが、風情を楽しむのに七輪を使って炭火で焼いてみました。身が丸くなるのを防ぐ為に串を刺しましょう。あとは、あまり火が強くないほうが脂が落ちなくていいかもしれません。
これが、ウナギの白焼きです。ウナギというと蒲焼きが一般的ですが、ウナギ本来の味って意外に知られていないのではないでしょうか?まずは、この白焼きで。わさび醤油やしょうが醤油などお好みのお味でお召し上がりください。私はわさび醤油の方が好きです。さあ、これでご家庭でも天然ウナギの脂の乗りをご堪能いただけると思います。
蒲焼きで食べたい方は、白焼きの途中で、たれに漬けて焼くのを何回か繰り返すと蒲焼きに。蒲焼きのたれは、濃い口醤油350cc、みりん300cc、酒100cc、砂糖250g(分量は目安です。)にだしを取る為にウナギの頭と背骨を焼いた物も入れてお好みの濃さに煮詰めると完成です。
さあ今年の土用の丑の日(2010年は7月26日)は、自分で釣ったウナギを自分で料理して食べてみましょう。